人はひとりで死ぬ 「無縁社会」を生きるために (NHK出版新書)

著者 :
  • NHK出版 (2011年1月6日発売)
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本棚登録 : 223
感想 : 19
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以前読んだ「無縁社会」に対しての一意見として読んだ一冊。無縁であることの危険性の裏側には、有縁から都会に逃れてきた歴史があり、手に入れた自由が無縁だったならそれもいいのでは、という著者の考え方にも確かに一理あると思いました。また、田舎での有縁社会を持ち込んだサラリーマン社会と、それを見てきた第1世代の"有縁"に対する濃さと、もともと都会で育って縁の少ない状態だったその子どもたち第2世代が求める方向が違ってくるのも当然だなと思ったり、今のU・I・Jターンが見直されている状況を過去から俯瞰して見ることができて、いい本だなと思いました。オススメかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 知的好奇心
感想投稿日 : 2015年9月27日
読了日 : 2015年9月27日
本棚登録日 : 2015年9月27日

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