ITIL入門: ITサービスマネジメントの世界標準フレームワーク

  • 日本生産性本部 (2004年11月1日発売)
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感想 : 14
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ホントは今月このITILの研修に行く予定だったんだけど、仕事があまりにも忙しくて結局断念した。
でも、「なんでリーダ(じゃなかったとしたら申し込んでくれた誰か)は俺にこいつを受けさせたかったんだろ?」てことにちょっと興味あって、本だけ買って読んでみた。

中身は、内部統制と似てた。

謳い文句は「ITサービスマネジメントの世界標準フレームワーク」。
ITサービスをどうやったらうまく活用できんのか?どうしたらもっと導入した効果がわかりやすくなんのか?入れたあと、何を考えるべきなのか?

そんなことが書いてあった。

今自分が仕事でやってる作業って、まさにこんな感じなんだけど、これ読んでちょっと「木を見て森を見ず」になってたかなぁって思った。
もうちっと、広い視野で、世界の中での今のプロジェクトの位置づけを考えてもいいのかもしれないって思った。

でも、結局とりあえず俺のやることは変わんなそうです。
今の仕事を片付けないことには、物事が前に進まない。そーいう絶対必要な作業。

んで、ちっと話は変わるけど、最近ちょっといろんな本読んで、得た知識を再構築してくと時代の流れが読めてきたような気がしてて。

最初は、いいモノを作ればそれが売れた。作る側の目線だけで大丈夫だった。
そいつはしばらくすると、「いいモノ」じゃなく「お客さんの欲しがるモノ」に変わってった。お客さんが欲しいモノを作らなきゃ売れなくなった。発注者の目線が必要になった。
その次に、「いいモノを早く確実に、より安く作るために必要なことができる」=「プロジェクトの管理ができる」ってことが求められるようになった。作る側の目線のレベルが上がった。
で、今。
「プロジェクトの管理ができていることを世間一般に見せられる」ようにしなきゃいけなくなってきてる。ここで大事なのは、誰が見てもプロジェクトが健康だと見えること。そー見えない企業はこの先やっていけなくなるのかも?発注者に限らないけど、世間一般の目線に作る側がさらされるようになった。
何十年て時間をかけて、売るってことに関して必要な登場人物や要素がだんだん広がってきてるみたいね。
じゃー、次はなんだ?プロジェクトが健康でいる為に必要なことってのは、、、そこにいる人たちの健康か?リスクヘッジの完成度とか?精度をあげる為に、製造業の生産計画と同じようにプロジェクトも過去の状況から生産計画チックなものを立てるようになるのか?

ダメだw、だんだん難しくなってきて、頭こんがらがってきた。w
こんな状況の中でやってくのって今のサラリーマンて大変だなー、俺らってすごいねー☆

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: IT関係
感想投稿日 : 2010年5月10日
読了日 : 2006年9月30日
本棚登録日 : 2010年5月10日

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