貪るように読んでしまいました。
構成も良いし、音楽の面だけに偏らず、科学の面だけに傾くこともなく。同じ音楽を生業とする者としては、音楽家のコメントにいちいち感動しました。
絶対という名前がついているのに、その定義に幅がある絶対音感。それはなんなのか。どういった仕組みなのか。何故手に入れることができるのか。それがあると、どうなるのか。絶対音感を保有する=音楽の才能があるという簡単な図式なのか。
そういった問いに、丁寧に向き合っていく筆者のパワーを感じます。
最終章の五嶋家の話は、グイグイと引き込まれました。
音楽とは、業の深いものですね。本当に。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
音楽関係
- 感想投稿日 : 2013年11月28日
- 読了日 : 2013年11月28日
- 本棚登録日 : 2013年11月28日
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