漫画ではなくエッセー。水木さんが終戦後に描いた戦記画やスケッチに解説をつけるという、絵日記風のちょっと変わった作品。〝万年〟初年兵が太平洋戦争の激戦地ラバウルで、片腕を失いながらも生き延びた様子が、軽口を交え、のほほんとした感じで綴られています。「地獄」と同時に「天国」も体験。島の自然への畏怖と憧憬、原住民との出会いと交流が「鬼太郎」の原点となったことは言うまでもありません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学・評論・小説
- 感想投稿日 : 2023年8月5日
- 読了日 : 2023年8月5日
- 本棚登録日 : 2023年8月5日
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