出世商人(一) (文春文庫 ち 10-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2020年10月7日発売)
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感想 : 14

高田郁氏の『金と銀』シリーズも、ひたむきに、仕事を成功していく話であったけど、この本も、そのような話のようで、手にした。

家業が、艾屋というのも、今まで時代小説で読んだ事の無い職業。
養子にしてくれた両親の艾屋を継ぐ事になった文吉。
後を継ぐにも、薬問屋の奉公人で、薄給であったので、預金もなく、家業、10両を越す借金だらけ!
どう返済して行くのか?
借りるアテも無い。
借りるアテが、出来たのだが、それは、命と引き換えの約定。
前にしか進めない文吉。
そんな中 人助けで知り合った蘭方医の作った新薬を、売り出す事になるのだが……
周りの薬問屋達が、行くてを阻む。
特許権というのが、この時代には無かったのだろうか?
売り込んだのに、同じ名前を使われて1日早く売り出した薬問屋。
歯ぎしりしてもどうにもならない。
名前を変更して売り出して行くけど、返済までに間に合うのだろうか?
そして、無頼漢に襲われる文吉。
本当に 借金もだけど、同じ職種の者からの嫌がらせが、汚い手を使って来る。
何か途中切れしてしまった感があり、次の続編を読まなくてはと、思っている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月6日
読了日 : 2023年4月6日
本棚登録日 : 2023年4月6日

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