相剋 (中公文庫 と 25-16 警視庁失踪課・高城賢吾)

著者 :
  • 中央公論新社 (2009年4月1日発売)
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感想 : 82
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【警視庁失踪課シリーズ第2作目】
今回は捜査一課の管理官から通り魔事件で目撃情報を提供した人物が行方不明になったから探せとの依頼がある。
高城は依頼を断ろうとしたが、真弓は明神と法月に捜査を命じる。
高城はその間、失踪課にいて、訪れた春休み中の男子中学生から友人の女の子が行方不明だと依頼される。不審感を抱いた高城は醍醐と捜査を始める。
女の子の両親は、娘がいなくなったというのに動揺もせず、非協力的。父親が社長をつとめる会社も怪しく見えてくる。どうやら兄弟での問題もあったよう。
いろいろつながってくると読み進められずにはいられない。
存在感がなかった森田の射撃の腕前には驚かされた。こういうのいい。
さすが堂場さんの刑事物シリーズ。登場人物多いけど、2作目ですでに失踪課のメンバーと顔なじみのように読み進められる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ■小説
感想投稿日 : 2023年5月19日
読了日 : 2023年3月30日
本棚登録日 : 2023年3月30日

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