絶対悲観主義 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社 (2022年6月22日発売)
3.77
  • (60)
  • (111)
  • (69)
  • (16)
  • (6)
本棚登録 : 1131
感想 : 114
3

仕事は相手があり人が評価するものなので、うまく行かないことの方が多い、むしろうまく行かないのが当たり前、と思っておけば、落ち込むこともないし流行りのレジリエンスさえ不要、というのが絶対悲観主義の考え方。
構えとしては持っておいてもいいけど、実用的かはちょっとわからない。人はやはり、失敗したくないし成功したいし、期待してしまう生き物だと思うので。

でも読み物としてはとても面白く、爆笑必至の箇所が何ヶ所もあった。Webマガジンの連載をまとめたものなので、軽くて読みやすい。著者は書評を書くのが大好きということで、人の本の中身を説明しているだけの箇所も多いが、引用の仕方や切り口がこなれているので違和感なく読めた。
経営学の存在価値には疑問があるけど、著者が会った経営者たちの描写はなかなか興味深かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月22日
読了日 : 2023年4月22日
本棚登録日 : 2023年4月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする