世界のエリートがみんな使っているシェイクスピアの英語 (講談社パワー・イングリッシュ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 115
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062952521

作品紹介・あらすじ

シェイクスピアは「難解」というイメージがつきものですが、実際は英米の日々の生活の中に彼の言葉は生きていて、ニュースや新聞、雑誌、映画などで多用されているのが現実です。英米の大学を卒業した人のみならず、非英語圏のエリートはしっかり勉強して一般教養の一つとして知っています。
 例えば、『マクベス』の中で夫をけしかけ悪事を働くマクベス夫人(Lady Macbeth) は、「残忍で陰険な策略家の女性」の代名詞としてよく使われます。オバマ政権の政策によく口を出しているオバマ夫人は、「マクベス夫人よりも野心家だ」(She is more ambitious than Lady Macbeth.) と言われています。その前はヒラリー・クリントンも同じように評されていました。
 このように、シェイクスピア作品の英語は日常の言葉の一部となっていて、これがわからないと英語の理解も表面的なものになってしまいます。本書は、今までに使われてきた実例をふんだんに挙げながら解説をし、シェイクスピアの英語とその周辺世界をより深く理解できる1冊となっています。
 言葉の意味をよりよく知って、ぜひ使いこなしてみてください!

感想・レビュー・書評

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  • 新聞やスピーチなどから実際の使用例をとってきているので、「シェイクスピアは現代でも引用されているんだ!」とアピールしたいときのネタ本になる。

  • 聖書に出てくる英語についての本に続けて、同じ筆者のものをもう一冊。
    こちらも軽やかというか、とっつきやすく砕けた語り口で読みやすい。各作品のあらすじも紹介されていたりして、入門書としてちょうど良かった。エリートが使う表現かどうかはさておき、原典はもちろん、日本語でもちゃんと読んだことのない作品も沢山あるので、一度、ちゃんと読むべきなのだろう、、、と反省。
    大統領の演説やテレビのニュース、現役のロックミュージシャンの歌詞にもシェイクスピアを踏まえた表現が使われていることがある、と例が挙げられていて、それだけ英語圏の人には馴染んだ、常識的な知識なのかと思うと興味深い。
    平安時代の歌人が本歌取りするような感じ?芭蕉や一茶の俳句とか、枕草子や源氏物語を引用するような感覚??でも、現代の日本で似たようなことは行われているのか、、、源氏物語の登場人物の名前を出して、果たして通じるのか、どうか。強いて言えば、会話の中で故事成語やことわざを使うようなものなのかも?
    と考えていて、思い出した。auのCMだ・・・!!

    • ryoukentさん
      あ、こんばんわ、りょうけん です。
      ブクログ遣ってるのですね(^o^)
      あ、こんばんわ、りょうけん です。
      ブクログ遣ってるのですね(^o^)
      2016/01/03
    • 辻井貴子さん
      こんばんは!こちらでも、どうぞよろしくお願いします♪
      こんばんは!こちらでも、どうぞよろしくお願いします♪
      2016/01/03
  • シェークスピアの戯曲の台詞の解説。
    その台詞を引用したり、パロディをした作品も紹介されています。
    シェークスピアを原文で読めば更に英文学や英米映画を楽しめると分かり、いつか原書に挑戦したくなりました。

    "エリート"なんて言葉を使わず、ハリウッド映画や海外ドラマ好きな方に手にとってもらえるような書名にした方が良かったのではと思いました。内容がいいだけにタイトルが中身スカスカの自己啓発本みたいで残念です。

  • 昨年、生誕450年を迎えたシェイクスピア。
    しかし現代においてもその影響力の大きさは計り知れません。なぜなら彼の生んだ言葉やセリフは、英米圏の新聞や映画などに今でもたくさん引用されているのです。ではどんな風に?その内容を紹介したのが本書です。登場するフレーズはなんと100個!「こんな風に使ってみよう」と、実生活ですぐに使えそうな用例も紹介されています。

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著者プロフィール

西森マリー(にしもり まりー)
ジャーナリスト。エジプトのカイロ大学で比較心理学を専攻。イスラム教徒。1989年から1994年までNHK教育テレビ「英会話」講師。NHK海外向け英語放送のDJ、テレビ朝日系「CNNモーニング」のキャスターなどを歴任。1994年から4年間、ヨーロッパで動物権運動の取材。1998年、拠点をアメリカのテキサスに移し、ジャーナリストとして活躍している。著書に『ディープ・ステイトの真実』『世界人類の99.99%を支配するカバールの正体』『カバールの民衆「洗脳」装置としてのハリウッド映画の正体』『カバールの捏造情報拡散機関フェイク・ニューズメディアの真っ赤な噓』(以上、秀和システム)他多数。

「2023年 『カバール解体大作戦 世界人類の99.99%がまもなく覚醒!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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