日米開戦の直前の昭和16年夏。「総力戦研究所」に各省庁、陸海軍、民間から集められた30代の精鋭達が考えた太平洋戦争のシミュレーションは現実の戦争の流れに酷似していた。
予期できたはずの敗戦への流れを現実の政権・軍部はなぜ防げなかったのか。軍国主義という言葉で思考停止せず、ディテールを積重ねることで著者は明らかにしようとしている。
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- 感想投稿日 : 2023年6月23日
- 読了日 : 2023年6月22日
- 本棚登録日 : 2023年6月7日
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