2017年の映画。
当時ポスターイメージが新鮮で、敢えて露悪的なことを言うと「コミックLO」っぽいな、と。
またクトゥルフっぽいという噂は聞いていた。
プリキュア漬けの娘が珍しく一緒に見ようと言ってくれたので見てみた。
かなり面白かった!
(前回見た「のび太の新恐竜」が河村元気印で最の悪だったのでその反動があったのも否めないが)
(納豆苦手な娘が、かき氷シロップなっとうあじを見て笑っていたのが嬉しい。あとボムプディング!)
・氷の描き方。というより氷や水を通した光。そして廃墟や古代遺跡のデザインや影。色彩設計。すべてが嬉しい、美しい。
・「ここほれワイヤー」。てんとう虫コミックス5巻「地底の国探検」、ドラミちゃんと行ったマヤ族の遺跡の不気味さを思い出す。
・カーラというキャラクター、いい。
・ジャイ、スネ、しず、はあまり活躍しなかった。特にしずかはキャラ被りするカーラに一歩譲った感じ。
・が、今回はキャラクターよりは世界観の作り込みが素敵すぎる。好み。
・偽ドラえもんになる石像ヤミテムとの遣り取りも面白い。ここでジャイスネに「どっちが本物かお前が決めろよ」と酷い振りをされたのび太が、「決められない」のも、彼の美点だと思った。
・いったん南極に行ってからは、時間を前後するだけの単純な話だが、なんとラヴクラフト「狂気の山脈にて」かと思いきや、巨神兵、そして音楽はバック・トゥ・ザ・フューチャーへ! こんなん顔にやけてしまうわ。
監督の高橋敦史は、ジブリ出身。
後に「ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉」の監督も。
- 感想投稿日 : 2022年6月27日
- 読了日 : 2022年6月27日
- 本棚登録日 : 2022年6月27日
みんなの感想をみる