▼大変に久々に、十ウン年ぶりの再読です。多分通算三度目くらいです。
▼久しぶりに読むと、この時期の司馬節?は、「ああ、これはつまり浪花節みたいなもんだなあ」と思いました。つまり、大変に娯楽的で、こてこてに英雄譚としてエンタメ旋律満載です。
▼つまりある意味、「できすぎ」「あまあま」「わざとらしい」「持ち上げすぎ」「過剰演出」とも言えます。まあでもそれは、
”広沢虎造の次郎長伝を聴きながら、「リアリティに欠けて、良く出来すぎてるよ」なーんて感想言うんなら、そりゃ野暮でしょう”
というようなもので。その「節回し」が美味しいところ、と言えます。
▼筆者が主人公に「惚れてる」度合いが、やっぱり竜馬がゆくは頭抜けてますね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
電子書籍
- 感想投稿日 : 2024年4月11日
- 読了日 : 2024年4月2日
- 本棚登録日 : 2024年4月2日
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