児童養護施設で育ち、暴力衝動を薬で抑制しながら暮らしている青年が、自身の出生にまつわる真相を知るとともに、殺人事件にかかわっていく。
たまたまサイコパスを扱った作品を続けて読んだため、タイミングとしてはしょっぱなから食傷気味に。世の中、こんなに病的な暴力に満ちてるのかしらと。
中盤、ミステリーとしての大きな仕掛けが明かされたところで、確認のためパラパラと読み返してみれば、なるほど違和感のあった部分がじつはうまく書き分けられていた訳であり、通し番号の数字の印刷にまでも意味があったと気づく。
それにしても、サイコパスってそれほど大勢いるとも思えず、暴力的なものはやはり好きではない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ま行
- 感想投稿日 : 2018年11月15日
- 読了日 : 2018年11月14日
- 本棚登録日 : 2018年11月13日
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