シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黄の花冠 (角川ビーンズ文庫 73-7)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年12月28日発売)
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今回、銀砂糖子爵の名において王城へ招聘された
各流派の代表となる職人と、無所属のアン。
そこで知り得たことは他言無用と最初にココン!と大きな釘を刺されます。
王国が500年の永きにわたって抱えていた秘密ですから、そりゃ釘も特大になるわけです。
ルルは500年の間、
人間にしか伝えられないという歯がゆさ、悔しさを
いったい何回味わい絶望してきたのだろうか。
しんどかったろうな。

妖精を「使役する」という言葉に包んだ奴隷制度にアンが感じる違和感は
おそらく現代日本に住む私たちと同じもの。

人間と妖精とが種族を超えて手を繫ぎ合う日はくるのかしら。くるといいな。

今、わたしが習っている習い事で壁にぶち当たっているわけですが、
アンの腕がなければ技術だけあっても……的なことばに、なにか掴めそうな気がしました。
掴めそうな気がしているだけで、まだ核心に触れられていません。なのでメモしときました。


さて、今回、今まで貴公子然としていたキースの人間くささが出てきます。あとがき曰く「ムラムラしすぎてたのを抑え(られ)たらしい。
元はもっとすごかったんか……

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年9月17日
本棚登録日 : 2022年9月10日

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