卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2007年7月14日発売)
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本棚登録 : 961
感想 : 129
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うーん。
江戸時代って、現代と違って封建的で、男尊女卑な時代だったのじゃないかなぁ。
それが読後の第一印象。
主人公ののぶは世間知らずのお嬢様で、恋に恋していたコドモじゃないか、と思えた。
自分から夫に歩み寄りもせず、「愛してくれないのは、彼の心に忘れられないひとがいるからでは」と無いものねだりをしているだけに見えて仕方ない。
愛されることを願うのなら、自分が愛することを始めなくちゃ。
お舅さんとお姑さんから気に入られ可愛がられているだけでも、充分に恵まれた環境だって思うんだけどなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年8月5日
読了日 : 2012年8月5日
本棚登録日 : 2012年7月24日

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