徒然ノ冬-居眠り磐音江戸双紙(43) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社 (2013年6月13日発売)
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本棚登録 : 512
感想 : 54
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毒矢を受けて生死の境を彷徨っていた霧子が、未だ意識は醒めぬものの、尚武館へ帰ってきた。
そんな霧子の快復を軸に、尚武館の面々の未来が少しずつ形になり始める今巻。

イライラさせる名人だった武左衛門が、別人のようになったのには驚き。人間、いくつになっても変われるのだな。笑

関前藩から、思いがけない俸給をもらい、手狭になってきた道場を増改築することになりました。
磐音の周囲にはどんどん人が集まってきますね。
これも磐音の無欲さや人徳の高さなのでしょう。

物語は大団円へ向けて静かに、そして力強く動いているのを感じます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年11月23日
読了日 : 2019年11月22日
本棚登録日 : 2019年5月22日

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