ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣

  • 文藝春秋 (2012年10月25日発売)
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本棚登録 : 575
感想 : 42
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私は、重い腰を上げるのが鈍く、エンジンさえかかればダッシュができるタイプです。

なんと。本書を読むのも同じパターンでした。
タイトルに惹かれたものの、読もうと思って手元においてから読み始めるまでに1年以上かかったでしょうか。

本書は、効果的なコミットメントとは? という問いの答えを、一段ずつ積み上げていきながら進んでいきます。

アメとムチの上手な使い方にも言及。人の目を気にしたり誰かの役に立ちたいという性質をうまく活用した目標設定は、なるほどと思いました。

目からうろこが落ちたのは「人生にはインセンティブやコミットメントの手の届かないままにしておいた方がいい領域もある」という点。

なるほど。あれもこれも欲張って全部達成しようとしなくてもいいんだ、と。

幸福の最大化よりも「そこそこ満足」を目指す、これもなるほど。柔軟に生きよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2020年1月27日
読了日 : 2020年1月21日
本棚登録日 : 2020年1月23日

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