十数年ぶりに葉村晶が登場し、ちゃんと年を取って40代になっていることに感動した。しかも、不運はパワーアップ。
冒頭、事件に遭遇してケガを負うのも、事件をきっかけに依頼を受けるのも前回同様のお約束。
調査が進めば進むほど謎が増えていき、収拾できるのかと思わせるが、見事に収束。本筋ではない事件が残り、これも解決するが、後味の悪さも楽しみの一つ。
最後の1ページは笑えるし、ラストの一行は震えるほど気が利いている。
葉村晶が福家警部補シリーズを買うなんて!!
葉村晶が傑作と評する「キルトとお茶と殺人と」は読まなければ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2018年7月6日
- 読了日 : 2018年7月5日
- 本棚登録日 : 2018年6月26日
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