赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2010年9月18日発売)
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感想 : 325
3

このミスベスト10、2008年版2位。本屋大賞2008年7位。3代にわたる女性の話。その時代の世相も映し出した大作。作者の代表作として評価が高いやつ。ボクは2代目よりも少し年上で不良文化まっさかりの時代を過ごしたので懐かしいところが色々あった。それぞれの女性を中心とした3部作となっており、それぞれが異なる雰囲気を持った小説となってるが、どれも微妙に自分の好みとはずれてる。第1部はテンポが遅くて退屈、第2部は逆にテンポあがるけどおちゃらけすぎ。第3部のみミステリーっぽくなってくるのと自然な文体で一番好みに近い。そのせいか、読後感はとても良い。「私の男」読んでるときも感じて、この本読んでるときも思ったんだけど、やけに女性っぽいなーと思ってググッたら、女流作家だったんですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年9月5日
読了日 : 2015年9月5日
本棚登録日 : 2015年9月5日

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