アンの愛情 赤毛のアン・シリーズ 3 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2008年2月26日発売)
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本棚登録 : 1483
感想 : 106

この本を久しぶりに手に取って
読み終わったその日、

東京地方に用事があって
実家に立ち寄ってくれたこれまた久しぶりに逢った弟に、

今度の今度の?朝ドラは村岡花子さん(アンシリーズの翻訳者)
の生涯のお話、と言う(私にとって)不快な話を教えてもらった。

ま、テレビが無いからそれ自体は目にすることはないので
良いんですけれど…、

自分が大好きで大事に大事にしているものは
徒に騒ぎ立てられてると気分が優れなくなるのは
ハートがケチンボの証拠かな。

さて、この「アンの愛情」は、
レドモンド大学に入学したアンが、
仲良しの友達と「パティの家」で共同生活を送りながら
勉学に励み、崇拝者(!)たちを魅了しながら
青春を謳歌し、いよいよ…と言う巻。

アンが、ある人のある申し出をああするところは
もう!と何度読んでもやきもきするけれど、
でも、大丈夫なんだよー。

リンドの小母さん、パイ家、スローン家、
ムーディー・スパージョンなどなど…

おなじみの人たちの名前をみるだけでも
懐かしくて面白い。

モンゴメリ女史はもうアンに飽き飽きしていたけれど、
読者や出版社の強い希望でシリーズを書き続けた、と聞いた。

「なぜ、皆がアンに飽きないのか、不思議です」と
友達のお手紙にもプンプンして書き送っていたらしい。

そのことについては私からも
「お手数とご迷惑をおかけいたしました」と
お詫びを申し上げる次第です。

全体の思い出で言えば、相手に怒りを表明するとき、
「いいこと、アン・シャーリー!」とか
「ギルバート・ブライス、あんたを許さないわよ!」とか
氏名を全部言うところ、なんか、憧れちゃった!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: モンゴメリ
感想投稿日 : 2013年11月24日
読了日 : 2013年11月24日
本棚登録日 : 2013年11月24日

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