純愛モラトリアム (祥伝社文庫 や 18-1)

著者 :
  • 祥伝社 (2014年9月1日発売)
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本棚登録 : 131
感想 : 14
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爽やかな気持ちで読み終えた。
8つの物語が、主人公が代わっていきながら、繋がっていてスラスラ読めた。
1Fヒナドルからアマリリス洋子、そして菊ちゃんの涙までの繋がりながら流れていくところが特にお気に入りです。
中高校生時代の告白や、恋愛妄想してた頃、つまらない大人になりたくなかった頃、憧れの夢を抱いてた頃を思い出せた。
そういう本でした。

最後、意地悪だった菊枝の人生にも未来を与えている椰月美智子は、とても優しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年10月12日
読了日 : 2014年10月12日
本棚登録日 : 2014年10月12日

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コメント 1件

9nanokaさんのコメント
2014/10/13

女流作家、続きますね(^^)
登場人物の繋がっている短編集なんですね。
中高生だった頃の気持ち、案外忘れてしまっています。思い出せるものはいいなと思います。

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