村上春樹の騎士団長殺しを読みました。
久しぶりの長編小説で、語り口は面白く読んだのですが、エピソードの納得性にちょっと不満を感じました。
村上春樹の物語は言葉での説明はされず、エピソードが積み重なることにより物語の立体感が出てくると思っていますが、この物語ではエピソード間の整合性があまりとれていないように感じました。
その結果、消化不良のエピソードがたくさん残った平面的な物語になってしまったと感じました。
ちょっと残念です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年7月5日
- 読了日 : 2017年7月5日
- 本棚登録日 : 2017年7月5日
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