第一部では情勢など土台固めをしっかりとして、この第二部から話が大きく動き出してきた。前巻は各国が抱えている問題や思惑が盛りだくさんで、頭で考えながら、整理しながら読んでいた。この巻では「じゃあ、ここからどうしよう」とそれぞれが考え、動き始めたことで、このシリーズの良さであるグイグイ引き込まれる魅力が出てきた。
そして何より、バルサとチャグムが一緒にいることで感じられる温もりが良い。「みごとなホイ(捨て荷)だったね」は、この巻で最も好きな言葉。人と人との関わりによって生まれる温もりもこのシリーズの魅力だと思う。その一方で、人と人だからこそ越えられないものもあったりするんだけど…。
最終巻を読むのが怖いような…でも早く読みたい。シュガの活躍が見たいなぁ、、
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新潮文庫
- 感想投稿日 : 2017年12月10日
- 読了日 : 2017年12月10日
- 本棚登録日 : 2017年12月10日
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