私にとっての20世紀

著者 :
  • 岩波書店 (2000年11月28日発売)
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感想 : 6
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1911年生まれの著者が見た日本と世界の国々。ドイツは戦争への贖罪をしたが、日本とオーストリアの共通点は被害者意識があり、贖罪を済ませていないということをオーストリアの例を参考に書いているのには迫力があります。そして、ソ連の興隆とその崩壊、ベトナムなどの反植民地、反戦闘争が20世紀の歴史を象徴する出来事のように思われます。いわゆる左翼知識人がソ連崩壊10年を経て、客観的に20世紀を回想する淡々とした記述に新鮮な気持ちで読むことが出来ました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論
感想投稿日 : 2013年8月26日
読了日 : 2001年5月2日
本棚登録日 : 2013年8月26日

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