吉村昭の本は調査内容がしっかりしていて、小説としてよりも昨日起こった事柄の記録のように生々しく読め、いつも楽しめます川路聖謨という人物については知りませんでしたが、プチャーチンとの堂々たる交渉そしてお互いの信頼関係と現代の企業社会で生きる私達にとっても参考になりました。また左遷されたときの恬淡とした姿勢、愛妻家ぶりと実に魅力的な人ですね。さわやかな感動の本でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2013年8月24日
- 読了日 : 1999年12月28日
- 本棚登録日 : 2013年8月24日
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