もう時効だから、すべて話そうか 重大事件ここだけの話 (小学館文庫 い 48-1)

著者 :
  • 小学館 (2021年5月7日発売)
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感想 : 14

戦後の大きな犯罪事件を詳細に取り上げているが、凄惨な事件が多く読んでいるうちに気が重くなってくる。著者はジャーナリストのようであり、重大事件の裏話のような一般に報道されていないネタが多く登場する。それが本当なのか、著者の憶測・フェイクニュースなのかが確信が持てず、それを得意げに書いているこの本にあまり好感が持てなかった。3億円事件、グリコ森永事件、宮崎勤事件、世田谷一家殺人事件(2000年)、酒鬼薔薇聖斗事件、和歌山カレー事件、角田美代子ファミリーの尼崎連続変死事件、その他、世の中を騒がせた衝撃的な殺人事件の数々。著者はグリコと尼崎事件の繋がりを示唆するが本当か?世田谷事件は容疑者に面談しに海外に行ったとまで書いている、酒鬼薔薇少年のその後のことも詳しく書いているが、そんなことを書いていいの?という疑問も感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 現代社会
感想投稿日 : 2021年8月26日
読了日 : 2021年8月25日
本棚登録日 : 2021年8月26日

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