矢野仁八郎から幻の剣技「馬の骨」を継承した剣客は誰か?半十郎は個性の強い若者銀次郎に同行し、2人で矢野道場の後継ぎおよび高弟たちと会い、真剣勝負を挑んで行き、追求していく。そして意外な人が継承していた。五人の高弟たちのさまざまな人間模様と藩内における派閥の争いの真相解明、その人が誰かを解く推理小説を読む楽しさと剣客小説の楽しみが倍化された傑作です。そして馬の骨を一瞬のうちにたたき斬った「馬の骨」のもうひとつの意味にも著者のアイディアの冴えを感じます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2013年8月25日
- 読了日 : 2001年2月19日
- 本棚登録日 : 2013年8月15日
みんなの感想をみる