白きたおやかな峰 (新潮文庫 き 4-22)

著者 :
  • 新潮社 (1980年8月1日発売)
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本棚登録 : 79
感想 : 13
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そんなに数を読んだわけではないが、山岳小説は大概、真面目で緊迫しているものである。
この本は、ヒマラヤの7000m級未踏峰という超真剣な登山隊のようすをユーモアを持って、どこか一歩引いてそれでいて、、自己に心酔することなく、隊員の名誉を傷つけるものでもなく、絶妙なバランスで描いている。
どこまでが小説でどこまでが事実なのかわからないが、大筋は北杜夫さんが参加した1965年の京都府山岳連盟隊の遠征に沿っているようである。ウルドゥー語が飛び交うのも面白い。

最年少隊員だった高田さんのブログ記事
http://takatanaoki.com/?p=891

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本の小説
感想投稿日 : 2012年8月19日
読了日 : 2012年8月19日
本棚登録日 : 2012年8月19日

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