日本のある富豪が、入手したという〈聖遺物〉を賞品に、推理ゲームを開催。
各国のカトリック・正教会は、〈名探偵〉を送り込み、〈聖遺物〉を我が物にしようとする。
前半が、各国の名探偵を紹介する短編。
後半が、日本に集結した彼らの、聖遺物争奪ゲーム。
ボグダンと満里愛は超人的な能力だし、ユダはAI。
〈名探偵〉という言葉で想像していたのとは少々違い、特殊能力という要素が強め。
魔眼こそ超人的だけれど、マテウスの論理的思考が、一番イメージしていた名探偵らしかった。
ややくどいキャラクターばかりだけれど、タイトル通り、それぞれが推理を披露しあうのがたのしい。
ユーモアのあるあとがきもたのしい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2021年9月20日
- 読了日 : 2021年9月20日
- 本棚登録日 : 2021年8月26日
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