あの家に暮らす四人の女 (中公文庫 み 51-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (2018年6月22日発売)
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本棚登録 : 4867
感想 : 356
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杉並にある古い洋館に暮らす4人の女と、庭の離れに住む老人。
牧田家の暮らしを描く。

第32回織田作之助賞受賞作。

母と娘、娘の友人と、その後輩。
離れの山田老人を含め、不思議な関係性の共同生活。

我が道を行く母の鶴代を筆頭に、それぞれが自分のありたいようにあり、それでいて不和にならずに共に暮らしていく。
不思議な距離感が心地よかった。

心の声の、ちょっとした言い回しやツッコミに、エッセイに通じるセンスというか、おかしみがあって、ふと笑ってしまうことも。

途中からファンタジー要素が絡んできて戸惑うが、最後にはコミカルに収まる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: おすすめ本
感想投稿日 : 2024年1月11日
読了日 : 2024年1月11日
本棚登録日 : 2024年1月11日

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