杉並にある古い洋館に暮らす4人の女と、庭の離れに住む老人。
牧田家の暮らしを描く。
第32回織田作之助賞受賞作。
母と娘、娘の友人と、その後輩。
離れの山田老人を含め、不思議な関係性の共同生活。
我が道を行く母の鶴代を筆頭に、それぞれが自分のありたいようにあり、それでいて不和にならずに共に暮らしていく。
不思議な距離感が心地よかった。
心の声の、ちょっとした言い回しやツッコミに、エッセイに通じるセンスというか、おかしみがあって、ふと笑ってしまうことも。
途中からファンタジー要素が絡んできて戸惑うが、最後にはコミカルに収まる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月11日
- 読了日 : 2024年1月11日
- 本棚登録日 : 2024年1月11日
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