少女たちの夢とあこがれ。
うつくしいもの、かわいらしいものだけで作られた『乙女の友』。
抒情的な挿絵、少女たちが心躍らせる付録など、読んでいてわくわくする。
女性差別がいまよりひどかった時代。
加えて、厳しい時局の中、誇りをもって、うつくしい雑誌を作り続けた波津子が、すがすがしかった。
におわせながらはっきりとは回収されない闇の部分が気になるものの、何度もじーんときて、ひきこまれる物語。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年12月15日
- 読了日 : 2018年12月15日
- 本棚登録日 : 2018年12月15日
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