なるほど「外交」とはこういうものかと、新しい知見を得た思いをもった。
「異なる価値観との調整が外交の核心」とは、ややもすれば国内事情よりの主張を「国益」として押し出すのみの傾向をハッキリ否定する小気味良い納得できる主張である。
ともすれば対米従属のみが日本の生きる道と主張する人々にはぜひ読んでほしい本である。
ちようどアメリカ大統領にトランプが就任した。安倍首相は現在トランプの下に駆けつけるのに必死のようであるが、日本はあの男についていって大丈夫なのだろうか。極めて不安である。
各国の国内事情と国益が交錯する現在こそ、本書のような視点が重要となると思った。
2017年1月読了。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年1月28日
- 読了日 : 2017年1月28日
- 本棚登録日 : 2017年1月28日
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