女神の骨格 警視庁捜査一課十一係 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2014年12月4日発売)
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感想 : 22
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結構いい線まで行くのに、この人何か突き抜けられないなぁ、シリーズのパターンも見えてきちゃったし…。

主人公はヒント程度は気がつくものの、頁が差し迫って来るとそのヒントを受けた準主役がサクサクっと謎を解いてしまって、主人公自体は解決の場面でほとんど活躍しないところ(『金田一少年…』のみゆきみたいな)、犯人の動機がほぼほぼ復讐に根ざしていてバリエーションに乏しいところ、その復讐も人情喚起の文法で書かれている割に、逆恨みっぽかったり、復讐の方法が姑息だったりで、シンパシーを感じられないところ。

未読の雨宮ものがあと一冊あるので、その内容次第では私はこのシリーズ、卒業かな。

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年7月6日
本棚登録日 : 2016年7月6日

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