心理学の歴史や分野を、用語の解説でおさらいできる一冊。一つの用語につき1~2ページ。紙面の半分以上を図やイラストを使って説明してあってわかりやすい。分厚いのにサクサクと目が通せる。上手くまとめてあるノートのような感じ。
用語の意味を調べたい時はもちろん、心理学史をざっくりと振り返りたい時にも役立つ。心理学を学びたくても教科書は初学者には内容が難しくて、ここから始めて気になる分野を深掘りしたり、基礎用語を知っておくのもいいと思う。この後は各分野のテキストでもいいし、『心理学入門』は比較的わかりやすくてお薦め。
ビジネスシーンや人間関係で役に立つ心理はもちろん、コロナ禍で心がすさむ中、人間の心理にはどんな傾向があるのかを知っておくのは大切だと感じる。いろんな人が心理学に興味を持ってくれたらいいなと。難しそうって思っている人ほど一度眺めてみてほしい一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
心理学
- 感想投稿日 : 2021年9月15日
- 読了日 : 2021年9月15日
- 本棚登録日 : 2021年9月15日
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