昔読んだ事があったが最近手に入れたので再読。
ホラーやミステリー、ファンタジーなど今邑彩さんの魅力が詰まった短編集だ。
今でこそ意外性はあまり感じないが、当時は斬新だったのかと思える。
トリックや伏線に頭を使い過ぎる事なくリラックスして読めるシンプルな作品が多い。
父の事が大好きな少女のお話『茉莉花』、奇妙な骨董屋が話す『双頭の影』、タクシーの車内での会話を描いた『家に着くまで』やパソコン通信にハマる男の『穴二つ』など色々な角度から物語が展開されるのも面白い。
深く考えずに読むと鮮やかに騙される事もあるので、それも気持ち良かった!
やっぱりこの人の書く話が好きです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月20日
- 読了日 : 2022年7月20日
- 本棚登録日 : 2022年7月20日
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