『忘れそうにはなるが、忘れてしまうわけではない。』
最後の刑事として韻を踏むダイヤモンド刑事シリーズの第一作。毎度のことながら、この人の感性というのは素晴らしい。訳文でこれだけの嘆息を齎すんだから、原文を読んだ日には失禁ものなんだろう。読めば読むほど、凄さを形容する言葉が見つからない自分に辟易する。それほど、群を抜いている気がする。
あ、ストーリーについては、特別な言葉をもって言及する点もなく、ごくごく一般的なものでした。けど、これだけ装飾で魅せられたら対価には十分見合う。こんな文章を書けるようになりたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
5-2.ミステリー
- 感想投稿日 : 2010年7月28日
- 読了日 : 2010年7月28日
- 本棚登録日 : 2010年7月28日
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