破産者たちの中世 (日本史リブレット 27)

著者 :
  • 山川出版社 (2005年8月1日発売)
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本棚登録 : 95
感想 : 7
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室町時代。足利義持(義満の次)や、義教(その次)の時代の話。
金融の仕組みも進んでいるし、第4章の金融ネットワークの土層の話は、銀行と言うよりも株式会社のようにも思うし、むしろプライベートバンクというほうが向いているのか。
キレキレキャラで一部で有名な義教も、なるほど訴訟好きだったんだね、というので、分かりやすい。

とはいえ、私は、中世の全体像がつかめていないので、むりやり「株式会社」だの「プライベートバンク」だのと現代の知識に当てはめて分かりやすいだのと理解している。たぶんこれはあまり良い歴史の読み方ではない。
(あと、悪い異文化理解のやり方でもある。)
もっと勉強せんといけませんな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年5月28日
読了日 : 2013年5月27日
本棚登録日 : 2013年5月28日

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