偉大なる、しゅららぼん

著者 :
  • 集英社 (2011年4月26日発売)
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感想 : 941
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奇想天外で、アホらしいなーと思うけれど、面白い。万城目さんの発想力に感心する。
奈良、京都、大阪と舞台を移してきたが、今回の舞台は滋賀 琵琶湖畔の町、岩走。代々その地に生きる異能の一族に突如降りかかる、一族の命運をかけた大問題。高校生達の友情や仄かな恋愛。雄大な琵琶湖の景色や空気を想像しながら、清々した気持ちで読めた。
今回も、その土地に根ざして生きる ということー自然と共存し、歴史をつくるーや、生かされて生きる ということを感じながら読んだ。
次回作の舞台は和歌山か兵庫だろうか。今度はどんな物語になるのか楽しみだが、同じようなパターンのお話が続いているので、少し毛色の違うお話が読みたい気もする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学生、青春
感想投稿日 : 2013年10月19日
読了日 : 2013年10月19日
本棚登録日 : 2013年10月16日

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