ラノベっぽいので一瞬敬遠したのですが、
東川篤哉さんの帯に釣られて買ってしまいました。
(「東川作品よりこっちの方が面白そう!」って奴です)
それと前にいた職場で法律を扱っていたもので、
法律関係の小説にはついつい手を出してしまうという点も
購入を後押ししたのでした。
まぁ、設定から主人公の行動、各キャラの言動にいたるまで、
全くもってリアリティのかけらもなく、
完全なるフィクションだなぁという感じですが、
法廷をエンタテイメントにするという発想を突き詰めたのは
単純に面白かったですね。
行列のできる法律相談所という番組が
ほとんど法律を扱わないのが不満だった自分としては、
こういう法律バラエティがあってもいいなぁと
普通に思った次第です。
ま、法務省が認めるわけないとは思いますけど。
しかし面白い設定を思いついたものだなぁと思います。
法務省が法曹ならぬ放送とタッグを組み、
国民が興味を持つ事件について1クール12回で番組にするという
ふざけた設定ながら、実際にあったら面白そうな、
そんな設定なのです。
そこに法廷アイドルとして、
CSB法廷8(しーえすびーほうていえいと)なる
アイドルグループが絡んでくるあたり、
悪ノリもいいところなのですが、
まぁ設定が設定だけにそれすらも受け入れられちゃいます。
実際の裁判員制度とはかなり異なる描写だらけでしょうけども、
ちょっと裁判員制度に興味があるというレベルの方であれば、
面白半分で読んでみても良いかなとは思います。
- 感想投稿日 : 2015年1月26日
- 読了日 : 2015年1月26日
- 本棚登録日 : 2015年1月26日
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