角田光代さん、2冊目です。
一冊目は八日目の蝉でしたが、全然違う読後感でした。
連作短編となっており、一作目で振る側に回った人が、
二作目で振られて行く、というようなつながりを持った作品です。
そういう意味ではそのことに気づいてからは、
どんなに幸せそうな空気だとしても最後には振られるんだなー、
なんてちょっと寂しい気分で読むことになります。
ともあれ、一つ一つの物語の中で別れ行く恋人たちの姿は、
非常に共感できるもので、やっぱり恋が永劫に続くと言うのは、
きっと難しいことなんだろうな、と思わされます。
恋愛小説好きならお勧めの一作です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年11月22日
- 読了日 : 2011年11月22日
- 本棚登録日 : 2011年11月22日
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