災厄の町 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-12)

  • 早川書房 (1977年1月30日発売)
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本棚登録 : 179
感想 : 24
3

結婚式の前日に姿を消した男と町の有力者の娘の結婚は、妻の死を知らせる文面の手紙で一変する。
男は妻の殺害を企てているのか?

中後期以降のクイーン初体験。
あれ、普通に読めるじゃんw
初期のクイーンは事件を描くためにドラマを作っていた印象だけど、こちらはドラマの中に事件が組み込まれているので人間がきちんと描写されている。
自分にとってはここ大事!
ミステリとしては犯人も動機も事件直後に分かってしまうレベルだし、動機の元となる人間関係はキャラクタが登場した時点でバレバレなんだけど、裁判を通してどこへ落とすのかサスペンスっぽい楽しみ方ができた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 翻訳ミステリ
感想投稿日 : 2012年7月25日
読了日 : 2012年7月25日
本棚登録日 : 2012年7月25日

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