壁抜け男 (異色作家短篇集 17)

  • 早川書房 (2007年1月31日発売)
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本棚登録 : 119
感想 : 12
3

壁抜け男なんていうタイトルからはややイメージが異なるような、概ね至って文学。
異能力者ではあるけど、なんか能力の使い方が地味、ではなくて、筆致が地味なのか。分裂できるから好きな人を見つける度に分裂して不倫してたら6万人になっちゃったー、っていや意外とすごいし。
他にも不思議な設定ながらも驚くほどエンターテイメント性が低くて文学してる話が盛り沢山で、なんかいやむしろギャップで読むの疲れるぞ、これ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: むかし系
感想投稿日 : 2021年7月9日
読了日 : 2021年7月8日
本棚登録日 : 2021年7月8日

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