合理的判断、を取り巻くさまざまな事象。
外国の学者の本にしては、読みやすく、スラスラ進む。
認知心理学やら、バイアス、ベイズ推定など、見慣れた内容が盛り込まれていて既視感は大きい。それでもところどころハッとするような視点が盛り込まれていて面白い。
合理的なだけでいいのか人間は。
例えば、確率的に正しいからと、それが差別につながるような場合、公平性を毀損んするような場合、それは認められるべきではない。タブーというやつだ。
なるほど。
大体の本は、ヒューリスティックを乗り越えるところで終わっていたが、もうすこし問題を掘り下げようとしているようだ。
後半も楽しみである。
そういえば、人間が非合理的になる場合に、ある事象を神聖化することもあった。
そうしたものにマスコミが大きな影響を持つことがあるのだが、正に今の日本、本来は「神聖化」される暗殺された政治家が、なぜか、マスコミ大明神のお陰で逆になってる現実を目の当たりにしている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月21日
- 読了日 : 2022年10月21日
- 本棚登録日 : 2022年10月7日
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