小暮写眞館(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2013年10月16日発売)
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本棚登録 : 4166
感想 : 277
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上下巻の感想です。
私を本読みの世界に引きずりこんだ作家の1人である宮部みゆきさんの作品を久しぶりに読みました。
本を選ぶ際は表紙や作品名から適当に決める事が多く、今回は宮部さんのミステリー作品を期待してたので、ちょっと想像と違いました。(選び方の問題だね)

ただ話の進め方や表現力は流石だなと、宮部さん、「国語どれだけできたんだよ」と思っちゃいます。(稚拙な表現だけどそう思う)

上巻と下巻の半分まで読み進めた時はキャラクターや話は繋がってるけど、4つの短編のような感じかと思ったら、最後に繋がってくるんです。
人々の心にある苦悩は、その人に対する話し方や接し方、タイミング、絶妙な押し引きにより、そこから抜け出させることができる。コミュニケーションって大事だなと改めて思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月19日
読了日 : 2024年1月19日
本棚登録日 : 2024年1月10日

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