自分も12歳の頃を思い起こせば、理屈のない恐怖体験や怪物、そして奇妙で不思議な大人たちが町の中、何処かにいた気がすると記憶の奥に蘇ってきそうだ。
上巻は春から夏まで、12歳のコーリー・マッケンソンが偶然目にした殺人事件や、レディと呼ばれる106歳の黒人魔術師との出会い、そしてオールド・モーゼズと呼ばれる怪物など、それらが不思議なくらい穏やかに郷愁感を持って書かれている。
スティーヴン・キング、ディーン・R・クーンツに次ぐモダン・ホラー界の第三の男といわれたロバート・R・マキャモン。
そんな彼がホラーを書くのを辞めたと言われた後に発表した作品。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外 文芸
- 感想投稿日 : 2018年8月5日
- 読了日 : 2018年8月5日
- 本棚登録日 : 1991年1月1日
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