滋賀県の山間部に住まう“梟”という一族を描いた作品。
突然夜更けに一族の集落を襲撃され、一人逃げ延びた、16歳の主人公 史奈の長い夜が始まった。
逃げ延びる史奈に差し伸べられる手、誰が味方で誰が敵か、ハラハラドキドキしながら“梟”一族の秘密に迫るストーリーはひきこまれる世界。
想像力に乏しい自分には過剰なアクションじゃないのも良かった。
時折挟まれる、マイノリティの心情の苦しさには胸が痛む。
史奈が次第に険しく強い表情、眼差しになっていくさま、自分の使命を胸に成長する姿は見守る気分になれて良かった。
一本の映画を見終えた気分。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年7月5日
- 読了日 : 2019年7月5日
- 本棚登録日 : 2019年7月5日
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