家康、江戸を建てる

著者 :
  • 祥伝社 (2016年2月9日発売)
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本棚登録 : 1500
感想 : 203

江戸の街づくりプロジェクトの一冊。
面白かった。最初から最後まで興味深く読めた。
今当たり前のようにある街にここまでの歴史があったとは考えたこともなかった。

先見の明があったとはいえ、この時代の家康の巨大な大ばくち。
ゼロからのスタート、それぞれの分野でのスペシャリストの命がけのプロジェクトと言っても過言ではない街づくりに感嘆のため息しか出ない。

職人目線で描かれる過程が、そして心情描写が素晴らしい。
迎えた終盤、白一色の天守に込められた想い、フィクションとはいえ、見事に描き出された家康の心にグッときた。

日本人の心の中にそびえ立つ…物語の締めくくり方も秀逸。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年4月19日
読了日 : 2019年4月19日
本棚登録日 : 2019年4月19日

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コメント 2件

あいさんのコメント
2019/04/20

こんばんは(^-^)/

私江戸時代が好きなんだ。
戦国時代から好きだけど、物語として読むなら江戸時代がいいな。
そんな江戸をの街づくりなんて興味津々(⁎˃ᴗ˂⁎)
この作者さんはどんな感じ。
私も江戸の物語を読み終わって先週から何度も投稿しようと思ってはなかなか今夜できるかな。
またその時は読んでみてくだされm(*_ _)m

くるたんさんのコメント
2019/04/20

けいたん♪こんばんは(●'∇')

そうだったのね♪私は最近、なんとなく歴史モノに興味が出てきたよ♪

これは読みやすい♪ドラマ化もされてたのね。

銀河鉄道の父でも思ったけど、この作家さん、読みやすいし、心情描写もひきこまれる〜(* ॑꒳ ॑*)
職人さんのお仕事がメインで読み応えあったよ。

けいたん♪のまかてさんのレビューも気になってたの♡
ゆっくり書いてね〜♪

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