圧巻の一冊。
今回の舞台は山間の過疎地木更村。
しかも豪雨で完全孤立に。
そんな折、村と対岸で起きたまさかのダブル殺人事件。
二つに繋がりはあるのか高揚感はもちろん傷心のマリア、江神さんの家庭事情その他諸々気になりしんみり感をも感じながらの時間が流れる。
江神さんの事件に対しての細やかな考察が素晴らし過ぎる。
数々の事、言われてみればたしかにそうなんだよなぁ。
枝分かれした道が光求めて集結し出口に向かうかのような推理過程は今作も鮮やかで圧巻。
でも一つ事件を解決に導くたびになんだか江神さんが遠くへ行ってしまいそうで怖い。
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- 感想投稿日 : 2021年10月4日
- 読了日 : 2021年10月4日
- 本棚登録日 : 2021年10月4日
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