あおのじかん
2016.06発行。字の大きさは…大。
文、絵は、イザベル・シムレールさん
翻訳は、石津ちひろさん
全てを青を中心に置いて作った絵本です。
青といっても、薄い「こなゆきいろ」の青から、濃紺の「まよなかのそらいろ」の青まで32種類の青色で描かれたフランスの絵本を翻訳したものです。
私は、青のなかでも「おはじきのいろ」が好きです。
ページを開けると、透明な、やさしい青色の中に、夜明けのいろに感動し、目が奪われます。
おひさまが しずみ
よるが やってくるまでの ひととき
あたりは あおい いろに そまる
――それが あおの じかん
夜が明け、朝のすがすがしさの中に動物たちが動き出します。
アオカケスがジェーツ、ジェーツと
北極キツネが、とことこと
コバルトヤドクガエルがゲッゲッゲッと……動き出します。
そして日が暮れるまでを、その全てを青色を中心に表現しています。
本を閉じるまで、青の中に吸い込まれて行くような……時間でした。
イザベル・シムレールさんの本を読むのは初めてです。
【読後】
青といっても、いろんな青が有るのを知りました。
そして、青の美しい世界に、引き込まれて行きました。
2021.01.09読了
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
詩集、絵本、写真
- 感想投稿日 : 2021年1月9日
- 読了日 : 2021年1月9日
- 本棚登録日 : 2020年12月15日
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