ある晴れた夏の朝

著者 :
  • 偕成社 (2018年7月13日発売)
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感想 : 114
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アメリカでは「原爆投下は戦争を終わらせるために必要だった」と教わることにまずショックを受けた。
国によって戦争が違う意味を持つことは当然だ、でも何でもないことのように教わることが悲しい。
そして、学校ではいつも正しいことを教えてるとは限らないと考える学生がいることも少なからず日本とは違う香りを感じた。

正反対の意見を持っていることと友情は別、と思えるお国柄が少しうらやましく、そう娘にも伝えたい。

スピーチのティップスも得た。
呼吸を吐くことに集中すること、その時に酸素を下腹部へ押し込むように。そして、背伸びをしてゆっくり踵を戻す。緊張を解く方法として。
強調するキーワードはゆっくりと丁寧に、それ以外は流れる速さで。物事は潔い終わり方をすることによって人々の心に強い余韻が残る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小手毬 るい
感想投稿日 : 2022年3月31日
読了日 : 2022年3月31日
本棚登録日 : 2022年3月31日

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