パンプキン! 模擬原爆の夏

  • 講談社 (2011年7月27日発売)
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本棚登録 : 322
感想 : 52
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随分前に「読みたい本」リストに追加したまま忘れていたのですが、図書館で娘用の本を探している時に見かけて、タイトルに見覚えがあって借りました。

模擬爆弾(通称パンプキン)について、小5の従兄弟同士の男女が調べていくお話。

原爆投下の前に、練習として49もの模擬爆弾が投下されたということを初めて知りました。そして、原爆は日本人だけでなく、当然のことながら当時広島長崎に住んでいた外国人も被害者となり、原爆の製造過程で被曝したアメリカ人もいて、たくさんの犠牲者を出したということも、この本を読んで認識したことでした。

戦争の話だけど、分かりやすく、子供でも受け止めやすい内容なので、小4の息子にも勧めたところ読んでいました。戦争についてだけではなく、自由研究の取り組み方の参考にもなるので、高学年のうちに読むといい本だと思いました。


【メモ】
「知らないことは、こわいことだよ。だれかの言ってることが事実とちがっていても、そうなのかなあって信じてしまう。ぼくはそれがいやなんだ。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月23日
読了日 : 2022年3月23日
本棚登録日 : 2022年3月23日

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